2020年11月3日火曜日

「エクセルだけで "超簡単" 差し込み印刷」5時間の作業が5秒に・。


主に学校現場での事務の省力について

VBAに依る学校事務自動化の試み
「エクセルだけで完結する差し込み印刷」
"ExcelからExcelへの差し込み印刷"

1、集金事務等の省力
  ① 徴収状況一覧から「未納通知書」
  ② 年間購入計画台帳から「購入伺い稟議書」
  
2、学校保健事務の省力
  ① 身体測定等記録、検診記録から
   「受診勧告通知書」
  ② 他

3、各種・成績処理/個人通知などの省力化
  ① 成績記録から「個人宛通知帳票」
  ② スポーツテスト集計から「個人成績通知」

4、その他
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前書き
最近の学校では、諸連絡などにSNSなどの利用が増えていて、便利になって・とか。
が、各家庭や個人宛の連絡、特に金銭が絡む連絡・はまだ機が熟してはいないように。

紙で、個人ごとに「お知らせ」等を作成する場合、
「個人懇談のご案内」等、記入箇所が数か所なら、
印刷した書式に、児童生徒数の名前と時刻を手書き記入すれば良いが・。
例えば、
学校集金・・
 納付状況は学年ごとの一覧に記録される・として、
目視手作業での転記の際にミスが起こりがち・なので慎重に作業をせねばならず、
件数が多いと、封筒への宛名書き封筒詰め等も含めかなりの時間を要する業務に。

そこで、
「納付記録はExcelで一覧になっている・」
なら、
そこから先、手間のかかる個別のお知らせ作成・印刷は機械がそれを参照して自動で、
という。

いわゆる、”差し込み印刷” 
(DBソフト、ワードやはがき作成ソフトなど、広く使われている)
が、ここでは、多くの方が日常的に使っているエクセルのデータシートに組み込み、
他のソフトに頼らない、Excelだけでの差し込み印刷を実現」
の説明をしてまいります。

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仕掛けの概要

イメージとしては、
 名簿から定型の書式にデータを差し込む「ハガキ作成ソフト」に似ている。
データは現在それぞれが使用中の形のまま、通知書式も位置や項目数や書式の制限は無し
「印刷する必要のある方は?」
の抽出は、
例えば、
「F列、5月の金額欄または、G列、累積未納項目欄に数値のある人」
など、条件を数式で設定、
 マクロが、条件にマッチする個人を見極め
「その方の任意のデータを、お知らせ文書の当該箇所に挿入しながら印字」
します。
全件の中から、"条件にマッチする個人"を判別し、その全部を連続で印刷・します。

Excelシートで、縦横一覧になっている表データ・であれば、
どのようなデータでも、 =if()関数で該当者だけを確定しながら、
(無論全件でも一件ずつでも)
様々な個別データの入った「お知らせ」を作成することが可能です。

(=Lookup()等で、個別のデータを曳いてくるのではなく、
記録用帳票上で、数式で抽出条件を設定・
その条件に従って該当する個人を見分けながら、「差し込んで印刷」を自動で繰り返すので、
通知書を作成の度に・予め未納者だけの派生表を作成
などの手間がなく大切な記録表の改変を伴う作業をすることなく作業が進むので、思わぬデータ毀損などの事故も防げ、汎用性が高い)
 lookup()利用の個票作成は、別途・「バーコード利用の図書台帳作成」で紹介いたします。
(Xlookup() への切り替え等も)

更に、
Excelならでは・の柔軟さとして、
通常のRDBのように、
一件一行(レコード)でなくても、柔軟に対処できるので、
 「一件を複数行に亘って記録している票形式記録」
 ような場合でも、データベースを一件一行に仕立て直すことなく、
マクロの小改で問題なく差し込み印刷ができます。

また、
数回に分けて、別々の表からデータを差し込む動作を繰り返しその後に、
印字を実行することも出来るので、(下に事例)
 難しいリレーショナルデータベースソフトを使う必要もありません。

窓付き封筒の使用で、封筒印刷も不要に
(宛名データを窓位置に合わせ書式に配置・なども自由に)

(学校現場に無償提供を始めて以来、実際に様々な応用・活用がなされています)

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